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夏ですな〜
夏はやっぱり“花火”ときたもんでやんす。
よく、東京での花火大会などでは、花火が打ち上げられるたびに観客が、「鍵屋〜っ」 「玉屋〜っ」と掛け声をかけているようです。 (映画 男はつらいよ!で見たような???)
今でもそうなんでしょうか?
札幌の豊平川での納涼花火大会では、江戸っ子はほとんどいませんので、こんな掛け声をかける人はあまりいませんネ。
私はあまり聞いたことがありません。
この「鍵屋」というのは、ナガちゃんのことを言っているのでしょうか?
インターネットで調べてみたのですが、やっぱり違いました。
昔、鍵屋弥兵衛さんが、1659年(万治2年)に日本橋横山町で「鍵屋」の看板を上げ、初の民間花火職人となったそうです。
鍵屋をその屋号とし、花火師の老舗として代々活躍したそうなんです。
一方、「玉屋」というのは、鍵屋から暖簾分けされた玉屋市兵衛さんが「玉屋」の屋号を名乗ったとのことです。
2大花火職人の競演に、鍵屋の打ち上げた花火に魅了させられた観衆は「鍵屋〜っ」、 玉屋の打ち上げた花火には「玉屋〜っ」と掛け声をかけたのが始まりのようですね。
「鍵屋」「玉屋」の屋号ですが、これはもともと鍵屋が信仰していた稲荷に関係が有るとのことです。
伏見稲荷などでもそうですが、稲荷の守りとして門前などに置かれる狐は、左の狐が鍵をくわえ、右の狐が玉をくわえています。
鍵屋、玉屋の屋号は、この狐がくわえた鍵と玉(宝珠)に由来するそうです。
相対するもののたとえなんでしょうかね?
ナガちゃんは、「鍵屋〜っ」と呼ばれて 「はい!」と答えてしまいそうですが、花火大会での鍵屋は花火職人であって、鍵職人ではありませんでしたね。
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