|
|
|
|
最近ある熱烈な読者様から、当ブログがマニアックだというご指摘がありましたが、こんな変わった趣味もあるのかと思っていただき、お付き合いいただきたいと思うこのごろでございます。
さて、ラジオネタ第4弾、北海道のおとなり、青森の青森放送からも受信証が届きました。
| RABのQSL |
青森は北海道に近いのですが、出力が5KWなので札幌市内では日中は聞こえないです。(函館付近では聞けるようです)
雑音が多かったですね。
とにかく長いタイムテーブル。
自主制作番組の中には、伊奈かっぺいさんの番組もあります。
さて、青森にも思い出があります。
18年前にふらっと訪れたのです。
市内が活気づいているなあ と思いましたら、ちょうど「ねぶた祭り」の当日だったんですよね。
これはちょうどいい!と思いまして、カプセルホテルでその日の宿を確保。
そのとき、私の後ろから同年代のリュックを背負った男性もそのカプセルホテルにチェックインして来ました。
突然、「もしよかったら、ねぶた祭りを一緒に観ませんか?」と誘われたのですが、なんとびっくり、英語だったんですよ。
外人だ!
どう見ても日本人だったんですけれど・・・
聞きましたら日系3世で、おじいさんのふるさとの日本を訪れたくてカリフォルニアから夏休みを使って来たと言うのです。
名前はポール・ヤマモトさんといって、高校の数学の先生だったはずです。
断る理由はありません。
荷物を置いてから、待ち合わせて街へ出かけました。
ただ、話すことがないし、むこうは日本人に見えますがアメリカ人ですからね。
長い「ねぶた祭り」になりそうだわい!
とりあえず、祭りの一番観やすい場所を陣取って座りました。
彼は私に仕事は何か、いくつなのか、どこから来たか、とにかく聞きまくるわけですよ。
私はカタコトの英単語だけ並べて回答に四苦八苦でしたね。
その中で、彼は長渕剛の曲、「とんぼ」が好きだといっていました。
「とんぼ」って、何のことだと聞くんです。
私は、とんぼの意味の英単語が出てこなかったので絵を描いてあげましたら、「オゥ!ドラゴンフライ!」と感激していました。
こんどは、どんな内容の歌だと聞くんです。
ん〜っ・・・アメリカのカントリーソングの「カントリーロード」みたいなもんじゃなかったかな? 適当に答えてしまいましたよ。
でも、そんな話をしているうちに時間はあっという間に過ぎました。
ねぶた祭りは始まり、真っ暗になっても続きました。
この山車(だし)とよばれる張子は、ものすごくでかいわけです。
すごい迫力でした。
笛や太鼓に合わせて、ハネコとよばれる人たちが「ラッセラー、ラッセラー」と跳ね踊るのです。
山車とハネコは、次から次と私たちの前をゆっくり通り過ぎていきます。
街中みんなが楽しみにしている祭りなんですね。
大盛り上がり、ものすごい規模、大音量なんです。
山車が桟敷席の観衆側に押し迫ってきますからね!
あちらこちらで「うわ〜っ、うわ〜っ」叫び声が響いていました。
すごいですよ!また観に行きたいですね〜
祭りが終わり、ポールさんとは居酒屋で夕食を・・・
ビールと定食、つまみでまず乾杯。
私は、焼きイカをたのみましたが、彼は「ウィー・ドント・イート・スクイッド」(イカは食べません)「デビルフィッシュ」(悪魔の魚)と言って食べませんでした。
結局、ナガちゃんが全部食べることになったのですが、青森のイカはでかかったんですよ。
それがのどに引っかかって息ができなくなり、目が白黒になっちゃいましたよ。
恐るべし、デビルフィッシュ!
次の日、私は函館へ向かい、彼は日本を南下するということで握手をして別れました。
お互いが見えなくなるまでずっと手を振っていました。
彼は今、アメリカでどうしているのかなあ〜と、青森放送の受信証から昔を懐かしんでおります。
|
|
|
|
|
|
|
|