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高校生3年生のとき、英語の勉強を一生懸命やれば希望大学に受かるかもしれないと担任に言われたので、それだけ一生懸命勉強しましたら、学年でも結構よい成績になりました。(他はダメでした)
その後、私は大学に進学せずに専門学校に行きました。
そして、それを卒業して東京・高田馬場にある専門技術のアカデミーに1年間だけ行かせてもらっていたことがあります。
そのとき、英会話の時間が毎日1時間程度あり、実際に日本語のできない外国人教師の授業を月曜から木曜まで受けることになりました。
ところが、初回で愕然(がくぜん)としました。
彼らの言っていることがさっぱりわからないのです。
たとえば、熱いという意味の hot(ホット)でさえ、hat(ハット)と聞こえ、何を言っているのかわからない状態でしたので、聞かれても何を答えていいのかが解らないのです。
今考えれば、「俺に振らないでくれ!」と思いながら毎日1時間もよく座っていたなと思います。
あれだけ学校で点数を稼いだ英語の勉強はまったく役に立たなかったわけです。
ガッカリもいいところです。
それどころか高校時代、英語のテストで赤点ばかりとっていた、英文法なんて勉強したこともないというHさんは卒業後、米軍横田基地の便所掃除のアルバイトをしていたため、兵士にからかわれているうちにいつのまにかペラペラになっていたと言うのです。
そのころから悔しい反面、Hさんのようになりたいと思い、NHKのラジオ口座なんかを聴いたりしていました。
私の友達Sさんはアメリカに住んでいたとき、自動車免許を取りに教習所へ行きました。
とことが、教官が言っていることがわからなかったので、かなり運転が滅茶苦茶だったらしく問題児だったらしいです。
そして、ある日ペーパーテストがあったのですが、単語や文は意外と簡単で理解できたため、かなり高得点になったらしいのです。
その結果を見た教官は、「なぜ、俺の言うことが解らないのにテストの点数が取れるんだ!」
「バカにしているのか!」と怒り爆発だったそうです。
英語ができる連れの一人が、「この人は読み書きはできるが、言っていることはわからないんだ」と弁護してくれたそうですが、普通そんなことはありえないわけですから、さぞ不服だったでしょう。
読み書きや文法を中心とした日本の英語教育の盲点が、アメリカの教習所の教官までを怒らせるはこびとなりました。
たしか、Sさんはアメリカでの免許取得を断念し、日本で取得したはずです。
そして、私は新年を向かえ、また英会話の勉強をしようかなと思い、雑誌(CD付き)を買ってみた次第です。
続くかどうか・・・???
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